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Thursday, February 05, 2009

皆様、お元気でしょうか。
バッファローは冬真っただ中、雪はほぼ毎日、最高気温-15度などという日もありますが、めげずに頑張っております。

ナイアガラ便り第二弾の今回は、こちらの大学院での授業についてご紹介しようと思います。
一学期目は次の授業を取りました。

統語論I(Matthew Dryer先生)
音韻論II(Karin Michelson先生)
音声学(Tsan Huan先生)
意味論(Juergen Bohnemeyer先生)

授業は1クラスにつき週3時間程度なので、これでも日本の大学院で言うと週8コマほどになります。予習は毎回論文や教科書20ページ以上、宿題も頻繁に出ます。噂に聞いていた通り、ついていくだけで大変ですが、それだけ身につくので、とても内容の濃い授業となっています。

特に印象に残った授業としては、Dryer先生の統語論IとHuan先生の音声学が挙げられます。統語論は、アメリカの他の大学院と異なり、理論的にかなり中立的な内容でした。特に"argumentation"を重視し、理論的前提をなるべく排除して論理的思考のみで結論を導き出すというような授業でした。

音声学は、現象をただ提示するのではなく、その原理から説明してくださった(たとえば、なぜ世界の言語で特定の音素が欠ける傾向があるのか、さらにはスペクトログラムがなぜあのような形になるのかなど)ので、とても興味深い内容となりました。他にも面白そうな授業としては、Dryer先生の「パプア諸語の類型論」などがありました。今学期は以下の授業を取っています。

音韻論I(Karin Michelson先生)
古典ナワトル語
Semantic Typology(Juergen Bohnemeyer先生)
言語人類学(Juergen Bohnemeyer先生)

これらの詳細につきましては、次回お伝えしようと思います。

以上の通り、ここニューヨーク州立大学バッファロー校言語学科は、理論的には割と中立的で(生成文法の主流からはかなり距離を置いているようです)、フィールドワークを重視しているのが特徴のようです。州立大学としては資金援助も割と充実していると思いますので、興味のある方は一度チェックしてみては如何でしょうか。

それではまた。

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