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Friday, April 13, 2007

親愛なる同志諸君!

今日は棒で熊を一突きにして殺してしまったというすごいおばあちゃんの話を紹介します。

◇◇◇ クマを殺した女の話 ◇◇◇

昔、アンニャックというおばあさんが牛を飼っていた。おばあさんは一生懸命に牛の世話をして、やがてその牛は立派な種牛になった。

ある朝その牛が散歩に出かけたかと思うと、熊を角にひっかけて帰ってきた。アンニャックは考えた。

「これはいったいなんだろう。なにがおこったのかしら」

アンニャックはおそろしくなったけれど、やがて気をとりなおして近寄ってみた。なんと雄牛は大きな熊を角にひっかけているのだった。この話はここでおしまい。

またあるときのこと。 アンニャックはツンドラに出かけた。野イチゴや食べられる草の根をとりに出かけたのだ。やがてアンニャックはトナカイの薄い皮でできた夏用のテントを見つけた。今夜はここに泊まらせてもらおうと思って火をおこした。そうしているうちに夜も更けたので、食事をはじめた。

ふと気づくと、テントの外で熊がごぞごそとなにかを探しまわっている。きっと熊はとても飢えていたんだろうね。それで熊がテントの入口のところを押して入ってこようとしたので、おばあさんは側にあった先の尖った棒でいきなり熊をひと突きにした。熊は心臓を刺し貫かれて死んでしまった。

すごいよねえ、昔はこんな豪傑の女たちがいたんだよ。

(2002年10月1日 タチヤナ・ゴリコワ氏より採録 永山ゆかり)

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